[TS-119] QNAP TS-119 Turbo NAS (セットアップ編)2010-08-20

TS-119のバックアップとして、MARSHALのMAL-1835B/Sを購入しました。USBだけでなくeSATAでの接続にも対応しているところがポイントです。eSATAならば接続インタフェースが転送速度のボトルネックになることはないでしょう。ちなみにAmazonで1,880円でした。

TS-119の中に入れるHDDは悩みましたが、結局容量単価が一番安かったWesternDigitalのWD20EARSにしました。AFT(4kセクタ)に由来するトラブルとか「低速病」とかイロイロあるのは知ってたのですが、ファームウェア3.2.5以降なら対応していること、低速病については販売が継続していることから個体あるいはロットの問題と判断して購入しました。基本的にTS-119はデータ倉庫として使うつもりなので、回転数の低さも許容範囲でした。

HDDをTS-119に取りつけマニュアルにしたがってセットアップしていきます。基本的にブラウザベースで設定できます。この時、ファームウェアは公式Webページからダウンロードした最新のものを指定しました。IPアドレスを初期値から変更したので、セットアップが終了しても完了画面が表示されずにしばらく気が付かなかった以外は問題らしい問題は起きませんでした。

今度は外付HDDをTS-119に接続し、フォーマットしていきます。こちらもあっさり認識して普通に使えるようになりました。

と、ここで気になったので念のためTS-119にsshでログオンし、fdisk -luを実行してパーティションの開始位置を確認してみました。

……8の倍数になってませんでした。外付HDDの方を確認してみると、こちらはちゃんと8の倍数になっていて問題なさそうでした。

Webを検索して調べてみると、どうやらファームウェアの更新タイミングが原因のようです。まっさらな状態でセットアップすると、出荷時のファームウェアでHDDの初期化(領域確保を含む)した後でファームウェアが更新されるようです。外付HDDはセットアップ後に初期化したため、新ファームによってパーティションの開始位置が正しく設定されたようです。

こうなってしまっては、改めてTS-119のHDDの領域確保からやり直すしかありません。管理画面からHDDの初期化を行っても領域の開放と再作成は行われないので、QNAPedia Community Wiki のComplete ReinitializationにあるMethod 1 (Hot swapping) を実行しました。TS-119はホットスワップに対応していないので少し心配でしたが、前モデルらしき「TS-109も同じ」とあったのでやってみたら大丈夫でした。

再びパーティションの開始位置を確認してみると、今度はちゃんと8の倍数になってました。ちなみに、この作業を実施すると実施前よりCrystalDiskMarkの4,000MBテストで、Sequential Read、Sequential Writeともに10MB/sくらい向上しました。

外付HDDの共有フォルダに対して同じようにCrystalDiskMarkでテストしたところ、TS-119の内蔵HDDと同じくらいの速度がでてました。eSATA接続の効果はあるようです。バックアップ時間の短縮に貢献してくれそうです。

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