目的と手段 ― 2006-02-24
子供を守る技術としてRFIDが注目されています.RFIDの無い人≒不審者として学校等への立ち入りを制限するのと,子供のRFIDを追跡して危険な場所にいないことを確認するのが主な利用方法のようです.
ただ,昨今の子供が被害者となった事件の報道をみていると,あまり効果があるようには思えません.同級生の親であったり,塾の先生であったり,普段から子供の近くにいる人が加害者となっているからです.
そんなわけで「子供を守る」という目的には,「RFID」という手段は適していないと思うのですがいかがでしょうか? 間違った手段で安心してしまうことが一番恐ろしい状態ではないでしょうか.
Rally Japan 2006 : SS10 Sinotcaki 1 ― 2006-02-24
ここはヒドイかったです.観戦エリアの大きさに対して人が多すぎて,ろくに見えませんでした.混雑を緩和するためにVIPエリアが開放されたましたが,増えたエリアは狭すぎてこの人数には焼石に水でした.会社を休んでまでチケットを確保したのにあんまりです.
私は全体から言えば真ん中くらいの列にいたのですが,それでも人と人の隙間から一瞬だけラリーカーが見えるという状況でした.それも写真やビデオを撮ろうと前の方の人が立ち上がると,全く見えなくなります.
後ろの方で観戦を余儀なくされた人は非常に不満そうでした.殺伐としていて,旗を振って楽しく応援できるような雰囲気ではありませんでした.傾斜がきつく泥濘るんでいて足下が不安定な上に,人の密度が高すぎて身動き一つすることもできませんでした.
そんな状態でしたので,開始早々に帰ってしまう方もいたようです.ここでラリーを初めて観戦した人は,2度とラリーを見にくることはないかも知れません.できるだけ多くの人にラリーを観てもらいたいという運営者の意図があったのかも知れませんが,これでは逆効果だと思います.
シャトルバスは少なくとものべ15台以上あったと思います.補助席までフル活用されていましたので,観戦エリアには800人くらい(もしくはそれ以上)いたことになります.高額なチケットにも関わらずこれほどの人数を動員しなければ運営できないというのであれば,もっと観戦エリアを広げるべきです.規制などで広げることができないのであれば,この観戦エリアを設けるべきではなかったと思います.
2006年はワークスの数が減り,毎日新聞のバックアップがなくなるなど,去年よりも運営が難しくなると思います.だからこそ運営者に携わる方は,よりいっそう知恵をしぼってラリージャパンをを盛り上げていただきたいと思います.
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