情報漏洩2006-03-14

Winnyによる情報流出が止まりません.新聞に「今日のWinny」という記事ができそうな勢いで,何かしらニュースになってます.

こんな事態を受けて岡山県警では「Winnyを私物PCでも使わない」という誓約書を書かせたようですが,ここまで対応がずれているとは重症だと思います.問題はWinnyを利用したウィルスで重要な情報が漏洩する状態になっていたという管理体制なのに,Winnyの利用を禁止しても別のウィルスやスパイウェア等で流出するだけでしょう.こんな対応では警察への情報提供が減り,ますます治安が悪くなりそうで心配です.

一度流出した情報を消せないというWinnyの特徴は,被害に合われた方にとっては最悪の特徴ですが,漏洩したことが誰の目にも明らかになり揉み消すことが不可能という点ではむしろ感染したのがAntinyで良かったくらいです.もっとも恐ろしいのは情報が漏洩したことに気づかないまま悪用されることですから.もし,Winnyによって流出しなければ,重要な情報がそのような杜撰な扱いを受けていることを我々は知ることもできませんでした.そういう意味では不謹慎ではありますが、究極の情報開示なのかもしれません.

いっそのこと警察の全PCにWinnyをインストールして,それでも情報が漏洩しないことを示して信頼を回復させてほしいくらいです.警察官OBの興信所等に個人情報を流しているという噂も払拭できるのでは?

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